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こんにちは、Personal Training Studio BASEの西村です!
今回は脂質について話していきます!
◆脂質の役割とは
「脂質」というと体脂肪が想像し、あまり良いイメージがないかもしれません。
しかし、脂質には非常に重要な役割があります。
まず、脂質はホルモンの材料、女性らしさを引き出す女性ホルモンはコレステロール=脂質から作られます。
極端な食事制限等で脂質が不足すると、女性ホルモンの分泌が減り、ホルモンバランスが崩れることで、イライラする、便秘が続く、頭痛が続く・・・などの美や健康に影響が出てきます。さらに、骨密度の低下や生理不順など病気に至るケースもあります。
そして脂質は、生体膜の材料でもあります。細胞を取り囲む膜は必要なものを中に取り入れ、不必要なものは中に入れないようにしているのです。脂質の摂取量が不足してこの膜が正常につくられなくなると、本来入ってはいけないものが細胞内に入ってしまい、肌荒れやシミの原因にもなります。
また、脂質はもちろんエネルギー源にもなります。糖質制限時のエネルギーとして使われるケトン体も、脂質が材料です。
ですので完全に脂質をカットするというのは危険な行為ということがわかります。
◆脂質の摂取源
脂質は「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の二つに大きく分けられます。
ステーキの脂身に代表される白い脂肪が飽和脂肪酸で、常温で固体となっていることが多いです。
一方、不飽和脂肪酸はオリーブオイルやサラダ油などで、常温で液体となっていることが多く、青魚やナッツ類にも、不飽和脂肪酸が多く含まれています。
特に積極的に摂ってもらいたい脂質は、不飽和脂肪酸の中でも、オメガ3系脂肪酸と呼ばれる脂肪酸です。
代表的な脂肪酸としては、α-リノレン酸・EPA・DHAがあり、青魚やアボカド、ナッツ類などに多く含まれています。これらオメガ3系脂肪酸は、血液の流れを良くしたり、インスリンの働きを高めたり、免疫を高めたり、炎症を抑えたりといった、身体に良い影響が数多く報告されています。
一方、肉の脂身は身体に悪いとされており、病気の原因になると思われがちですが、最近の研究によると必ずしもそうではありません。
飽和脂肪酸を食べる量が少ないと、脳卒中のリスクが上昇するという日本人での調査があります。
またエネルギーを同じに設定して高炭水化物食と高脂肪食(半分は飽和脂肪)で比較したところ、高脂肪食は善玉コレステロールを増やし、健康への悪影響は見られなかったばかりか、代謝マーカーの改善が見られたという報告もあります。
つまり、肉の脂身を極端に避ける必要はありませんが、上手に摂り入れていきたい脂質です。
毎日魚は食べていない、肉が好きでよく食べる、脂質を制限している、といった人はサプリメントの摂取が効果的。上手くサプリメントを利用して、身体に必要な脂質は摂り入れていくことが体調管理や病気の予防、パフォーマンスアップに繋がります。
脂質は炭水化物やたんぱく質に比べるとカロリーが高いことで避けられがちですが、量や質を調整して気をつけて摂取すればダイエットの味方になってくれるということですね!💪
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